人情コンサルタントの活動日記

　中小企業経営者の悩みには様々なものがあるが、とりわけ①お金
の問題、②人の問題、③業績の問題、④先見（将来）の問題、⑤後継
者の問題と、この５つの問題が代表的なものであろう。

　その中で、人の問題は業種によっては深刻である。人が足りない集
まらない。期待する仕事をしてくれない。常識が違いすぎる。等といった
悩みを聞くことが多い。そこで経営者の従業員との関係を作る時間の
使い方を聞いてみると、ほとんどの経営者は１日当たり３０分も無い。
　その理由は、経営者も現場で仕事をしているため自分のことで精一杯
といったこともある。

　中小企業は、従業員採用時に応募者を見る目を養っておく必要があ
るが、とにかく人出が足りないから採用してしまい、その結果、企業側と
応募者側の思惑の違いが出始める。このようなことを繰り返して見えな
いお金を流出しているのが実情である。経営者が人を見る目を養い採
用後は自らが教育するということをしなければ、企業にとって良い人材
にはなりえない。